美少女乳児クーマーリサ
私リサ、普通の生後六カ月。
普通の家庭に生まれたごく平凡な女の子。
でも、私には秘密があるの。
「ベアープリズムパワー・メイクアップ!」
「愛と正義のクーマー服美少女乳児クーマーリサ、人里下りて出没よ!」
(セーラームーン風の掛け声)
どこか遠くをみつめ、目を合わせてくれないリサ。
(ナレーション)
説明しよう。
クーマーリサとは防寒対策にクマの服を着たリサのことである。
リサ「どうして私が防寒対策をして冬将軍と戦わないといけないの?」
パパ「可愛いは正義だから、可愛さでみんなを助けられるんだ(親バカ発言)」
リサ「バカ(照)、やればいいんでしょやれば」
渋々冬将軍と戦うリサ。
初めは拮抗していた勝負だったが、寒さで徐々に追い詰められていく。
冬将軍「お前の力はそんなものか」
余裕の表情で力の差を見せつけてくる。
パパ「あの力を使え」
リサ「わかってるっちゅーの」
乱れた息を整える。
リサ「カラーチェンジ! ピンク・ビースト!」
四つん這いで臨戦態勢を取る。
リサ 「可愛さアップした私は無敵なんだからね」
冬将軍「可愛いから無敵だなんてありえはしないわ」
両者にらみ合い、激しい風の音を合図に互いの拳を繰り出す。
ドゴ!
思いっきり顔面を殴られた冬将軍の体が崩れ落ち、原形がなくなっていく。
冬将軍「我が消え去ろうとも、また新たな冬将軍が現れる。お前たちに平穏などない」
断末魔と共に最期の言葉を言い放たれ戦いを終えたが、リサは動じない。
リサ「汗かいたから早く家に帰りたい」
疲労がピークだったのか、帰りのベビーカーでリサはすぐに寝た。
パパ「ヒーローショー終わりのこんなスーツアクター見たら絶対幻滅するな」
完
続・・・きません。
価格:3,880円 |
価格:1,280円 |
価格:11,200円 |