報道されているヒアリについての情報を軽く調べてみた
特定外来生物ヒアリは、刺されるとやけどのような痛みを伴う強い毒を持っていて、最悪の場合、海外で死亡例も報告されています。
ヒアリは生存能力が高く、水の上でもいかだを作り、女王アリや卵を乗せて非難することができます。
映像では、アリが集合して作ったいかだを、人間の力で水中に押し込もうとしても、決して沈もうとしないところを見ました。
豪雨や台風でも死ななそうです。
攻撃能力は自分より体が大きい相手も集団で襲いかかり、針から毒を注入します。
刺されると火が付いたように痛く、そのあと30分くらいすると刺された場所が白く膿んで、その周り1センチくらいが赤く腫れて痛かゆくなるそうです。
日本で発見されたヒアリの多くは中国から来たコンテナから発見されています。
中国でヒアリを初めて発見されたのは2004年。
現在、地域によっては年間320億円の対策費用をかけていますが、対策しても生息地域は広がっているようです。
ヒアリの繁殖力は非常に高く、女王ヒアリは1匹、1日1,000個以上産卵します。
そして、一般的なアリと違う点が、一つの巣に複数の女王アリがいて、短期間で爆発的に数を増やすということです。
被害はヒトだけではなく、コメやトウモロコシ、果物などの苗木や種を食い荒らし、農作物にも被害が出ています。
ヒアリの一つの巣には働きアリが20万匹住んでいると言われており、2~3年放置すると、100~1000倍に激増するみたいです。
世界で唯一駆除に成功したのはニュージーランドだけで、ヒアリの巣の半径5キロメートルに、落とし穴・粘着シート・毒エサを張り巡らせて、そのうえで巣に殺虫剤を吹きかけて徹底的に駆除したそうです。
ヒアリが最初に巣を作った段階で発見して対応できたので、駆除に成功。
元々南米に生息していたヒアリは温暖な気候を好むので、日本では東京より西の地域で、巣を作るなど定着にいたる可能性があるということで、警戒をしないといけないみたいです。
ヒアリによる致死率は0.001%(アメリカでの推計値)で、非常に低いので過敏に反応しなくてもいいみたいです。